集合への根拠なき断定もそれが話者の定義なら恒真という話
「○○○(なにかしらの集合)って〜〜〜(通常その集合一般の性質とは言えないような性質)だよな、で、しかも・・・」みたいな話を見たときは「俺は今から〜〜〜な○○○に限った話をします」と翻訳して読んでいる。そうすると非常に楽である。
例
- 役所に勤めてる人間ってのは全員目が死んでるよな、でさ、だいたいそういうのは・・・
- こいつは役所に勤めてて、かつ目が死んでる奴に限ったの話をするんだな
- 男なんてどうせ多かれ少なかれ強姦魔でしょ
- 強姦魔の男の話をするのね
- 女っていうのはなんでこういつもいつも理屈が通じねぇんだろうなぁ
- 理屈が通じない女を「女」とこの人は再定義しているんだな、ほうほうそれで
- オタクってなんであんな全員キモいの?
- それはあなたがそう定義しているからです
こうすると、何が起きるか
例えば「女だからと言って全員論理的な思考が出来ないわけではないだろう」という突っ込みを「するだけ無駄」というふうにあきらめることが出来ます。「この人は理屈が通じない女を「女」と再定義しているんだから、『「女」は理屈が通じない』は論理学的にトートロジーであり、絶対に正しいんだ」と。自分とこの人は言語が違う、しかもたぶんこいつにはそれを言ってもわからんだろうから誤訳しまくるだろう、ならやめておいたほうがいい。
あと似た例に「○○とは〜〜である」が実は「○○→〜〜(○○ならば〜〜である)」じゃなくて「○○:=〜〜(○○は〜〜なものを指す、と定義する)」っていう例。「本当の○○とは」的な話なんかによく出てきますね。それはお前の俺定義だろうと(ややこしい)。